Description

テーマである「笑いの世界」を表現するかのように、角のない曲面を前面に押し出したユーモラスな外観のガスパビリオンは一見しただけで

長く記憶に残りそうな独特の魅力に溢れています。　個性豊かなパビリオンが林立したEXPO'70においても、このデザインは出色の出来です。

このパビリオンを設計し、実行した人達の広い度量と明朗な精神が現れています。

制約のない自由な発想から生まれて来たこのデザインは、当時を生きた人々の魂の反映であり、またその魂は時代に宿るものだとすれば

1960～70年という時代は、今を生きる私達から見れば憧れに似た想いを抱く、輝いていた時代であります。